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今月の演奏会
12/15、チェコのクリスマス・ミサに出演いたします。
https://www.concertsquare.jp/blog/2024/2024102510.html
チェコでは誰もが知る、喜び溢れるクリスマスミサです☆彡
古典派的技巧が全開のオルガンソロパートは、初めて弾いた一昨年は心臓バクバクでしたが、3回目となる今回はようやくオケや合唱を聞く余裕が出てきました。今年は新しくなったばかりのカトリック洗足教会の楽器で演奏します。冒頭に、オルガンソロも少し弾かせて頂きます♪
そして今年最後の本番は、12/22(日)の「所沢で第九を」でオープニングでトッカータとフーガを演奏させていただきます!(こちらは早くも受付終了だそうです)
http://tokophil.com/daiku.html
古典派大会
演奏会報告。写真は、10月の北とぴあ国際古楽音楽祭の中のコンサートの様子です。沢山の立ち見のお客様に恵まれました☆
https://kitabunka.or.jp/event/16824/
今年の音楽祭は今年はモーツァルトのオペラ『皇帝ティートの慈悲』がメイン演目でした。素晴らしいオケと合唱陣に支えられたソリスト、特に嫉妬や憎悪、そして改心を歌うヴィッテリア役は、深みある歌声と表現力が素晴らしかったです!
で、私は10月のコンサートでは『皇帝ティートの慈悲』のアリアと、同年に作曲された『魔笛』のパパゲーノのアリア、そして「自動オルガンのためのアンダンテ」そして「ティートの慈悲」初演時にチェンバロを弾いたという、クハシュの珍しい「ファンタジア」(本邦初演?)を弾かせて頂きました。
ピアノが台頭した古典期、パイプオルガンは古い時代の楽器(今風に言うとオワコン?😅)扱いされて急速に力を失ったため、バロック期やロマン派に比べると作品が極端に少ないです。モーツァルトも「自動オルガン」といって、本来は機械オルガンのために書かれた作品で、人間が弾くのための作品は残していません。そのため、私も古典派が一番演奏経験に乏しく「どんなレジストレーションとタッチで弾く?」という疑問が付いて回っていましたが、今回の演奏とオペラ鑑賞を通じて、改めて自分の中のモーツァルト像が更新され、ようやく自分の中の答えが出た気がします。今週末の古典派のミサの演奏に生かしたいです。