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2024 / 12 / 10  15:30

古典派大会

演奏会報告。写真は、10月の北とぴあ国際古楽音楽祭の中のコンサートの様子です。沢山の立ち見のお客様に恵まれました☆

https://kitabunka.or.jp/event/16824/

今年の音楽祭は今年はモーツァルトのオペラ『皇帝ティートの慈悲』がメイン演目でした。素晴らしいオケと合唱陣に支えられたソリスト、特に嫉妬や憎悪、そして改心を歌うヴィッテリア役は、深みある歌声と表現力が素晴らしかったです!

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で、私は10月のコンサートでは『皇帝ティートの慈悲』のアリアと、同年に作曲された『魔笛』のパパゲーノのアリア、そして「自動オルガンのためのアンダンテ」そして「ティートの慈悲」初演時にチェンバロを弾いたという、クハシュの珍しい「ファンタジア」(本邦初演?)を弾かせて頂きました。

ピアノが台頭した古典期、パイプオルガンは古い時代の楽器(今風に言うとオワコン?😅)扱いされて急速に力を失ったため、バロック期やロマン派に比べると作品が極端に少ないです。モーツァルトも「自動オルガン」といって、本来は機械オルガンのために書かれた作品で、人間が弾くのための作品は残していません。そのため、私も古典派が一番演奏経験に乏しく「どんなレジストレーションとタッチで弾く?」という疑問が付いて回っていましたが、今回の演奏とオペラ鑑賞を通じて、改めて自分の中のモーツァルト像が更新され、ようやく自分の中の答えが出た気がします。今週末の古典派のミサの演奏に生かしたいです。