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門下発表会
明けましておめでとうございます。
昨年も色々な場所で色々な方と素晴らしい音楽を共有させて頂き、心より感謝致します。
今年も良い演奏と指導ができるよう頑張ります!
年度末が近づく今月は、弟子や学生の演奏会が続きます。
1/10(金):聖パウロ教会ランチタイムコンサート
https://www.nskk.org/tokyo/church/paul/
1/19(日):洗足こども短期大学(YOUKON)で、パイプオルガン履修の学生が前田ホールのパイプオルガンを演奏します。
https://kodomo.senzoku.ac.jp/archi
そして1/26(日)は恒例の門下発表会です。今回はバッハの「オルガン小曲集」がテーマで、演奏者それぞれが曲目解説を執筆します。
私も皆に混じってちょっとだけ弾きます。それぞれの勉強の成果がうまく出せますように♪
今月の演奏会
12/15、チェコのクリスマス・ミサに出演いたします。
https://www.concertsquare.jp/blog/2024/2024102510.html
チェコでは誰もが知る、喜び溢れるクリスマスミサです☆彡
古典派的技巧が全開のオルガンソロパートは、初めて弾いた一昨年は心臓バクバクでしたが、3回目となる今回はようやくオケや合唱を聞く余裕が出てきました。今年は新しくなったばかりのカトリック洗足教会の楽器で演奏します。冒頭に、オルガンソロも少し弾かせて頂きます♪
そして今年最後の本番は、12/22(日)の「所沢で第九を」でオープニングでトッカータとフーガを演奏させていただきます!(こちらは早くも受付終了だそうです)
http://tokophil.com/daiku.html
古典派大会
演奏会報告。写真は、10月の北とぴあ国際古楽音楽祭の中のコンサートの様子です。沢山の立ち見のお客様に恵まれました☆
https://kitabunka.or.jp/event/16824/
今年の音楽祭は今年はモーツァルトのオペラ『皇帝ティートの慈悲』がメイン演目でした。素晴らしいオケと合唱陣に支えられたソリスト、特に嫉妬や憎悪、そして改心を歌うヴィッテリア役は、深みある歌声と表現力が素晴らしかったです!
で、私は10月のコンサートでは『皇帝ティートの慈悲』のアリアと、同年に作曲された『魔笛』のパパゲーノのアリア、そして「自動オルガンのためのアンダンテ」そして「ティートの慈悲」初演時にチェンバロを弾いたという、クハシュの珍しい「ファンタジア」(本邦初演?)を弾かせて頂きました。
ピアノが台頭した古典期、パイプオルガンは古い時代の楽器(今風に言うとオワコン?😅)扱いされて急速に力を失ったため、バロック期やロマン派に比べると作品が極端に少ないです。モーツァルトも「自動オルガン」といって、本来は機械オルガンのために書かれた作品で、人間が弾くのための作品は残していません。そのため、私も古典派が一番演奏経験に乏しく「どんなレジストレーションとタッチで弾く?」という疑問が付いて回っていましたが、今回の演奏とオペラ鑑賞を通じて、改めて自分の中のモーツァルト像が更新され、ようやく自分の中の答えが出た気がします。今週末の古典派のミサの演奏に生かしたいです。
鳥との共演
HPで告知する前に終わってしまいましたが、11/17、芸大の同期の山神健志さんが立ち上げた南沢コーラスの20周年記念演奏会にて、演奏させていただきました。
冒頭、オルガンソロ「小フーガ」で始まり、変拍子がカッコいいラターの「グローリア」(金管+打楽器+オルガン版)。
そして後半がドヴォルザークの「ミサ曲」(ニ長調)。今回は講堂にあった40年物の横浜オルガンで、低音が雑音で使えないという制約がありましたが、マエストロと共に最善の策を練りました。
思えば数年前、同じドヴォルザークを伴奏した時、本番中に左足にこむら返りが起き、最後のアンコール(デュリュフレのレクイエム…めちゃ難曲)では両足が吊ってしまい、耐え難い痛みの中で弾くという悪夢を経験しました…😅(それ以来、合唱の本番前はスポーツドリンクを飲んでます…)
今回もそんな事になりませんように・・・と祈りながら弾いていたら、嬉しいサプライズが!ひばりが丘の自由学園が広大で緑豊かなキャンパスの中にあって、講堂はガラス窓で舞台からは木々が見えるのですが、何と本番でBenedictusの静かなオルガンソロのところで、開いた窓から鳥が歌い始めたのです!!!
ああ、アッシジの聖フランチェスコのようだ・・と思ったところで合唱も入ってきて、鳥さんもしばらく歌い続け・・・・緊張も疲れも吹っ飛んだ本番でした。
オルガン×オーボエ リードの響き
今回はオーボエの「みやむぅ」とのアンサンブル!リード楽器花形オーボエと、オルガンの笛の中でも特徴的な音色を持つ『リード管』の競演プログラムです!
以下のリンクよりご参照ください。
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/events/calendar/detail.php?id=3756