What’s new
3月8日&10日
ご無沙汰しております。緊迫のウクライナのニュースに胸が痛みます😢
私がコロナ前に行った演奏旅行が、ロシアのペルミでしたが、あの親切な人々がこの戦争を支持しているとは思えません。
一日も早い停戦を願います!
さて、HPへの書き込みがまたまたご無沙汰となってしまいましたが、お知らせです。
武蔵野市民文化会館にて、門下発表会を3月8日(火)に感染対策を取りながら開催します。
「グランジュ」とは、ルイ14世時代のフランス古典作品の音色(レジストレーション)の名前で、賑やかなリード管合奏の音色です。
それぞれ個性豊かだけどお互いを尊重していて、団結力を持った門下生をイメージしたらこの名前になりました( ´艸`)
プログラムはこちら↑。総演奏時間は3時間半!しかもプロ顔負けの重量級の大曲が並びます。皆さん、コロナで逆に練習のエネルギーが増した気がします。
そのレジストレーションの記憶作業を2月中に13人分、5回に分けてやってきました。一人1時間と時間が限られてるので時間との勝負で、4時間ノンストップで終わると汗だく、充実した疲労感でした(^^;
楽器としては中規模ながら、対応レパートリーが多くとてもバランスの良い音色を持つ楽器(デンマーク製)です✨
音色を決める作業は、舞台から離れて客席に走って確認します。ペダルが大きすぎるかな?とか。もっと手に輝きを与えたいなぁとか。そして、これはお料理にも言えてますが「一口食べてめちゃくちゃ美味しい(良い)!」と思ったけど、ずっと食べてる(聞いてる)と「あれ、しつこいなぁ?」みたいなレジストレーション(音色)がオルガンにもあり、奥が深いなぁと思いました。
そんな面倒で奥深く、オルガン演奏には欠かせない「レジストレーション」についての講座を、3月10日に東京芸術劇場でレクチャーとしてやります!
東京芸術劇場パイプオルガン講座 第88回
レジストレーションの実践 フランス
https://www.geigeki.jp/performance/event_organ2021/
初めての方にもわかりやすく、基礎的な事からお話したいと思ってます。現在、急ピッチでパワポ作成中
↓パワポのスクショ。ストップノブが顔!( ´艸`)
こちらはランチタイムコンサートの後、お席があれば当日でも参加可能です。どうぞお運びください。
オルガン花鳥風月
またまたHPではご無沙汰&直前の告知です。最新情報はFacebookを中心に更新しておりますが、こちらまでなかなか手が回らず、バタバタな生活に反省です。。泣
家で練習中、ちょっと席を外したら、ルナに占拠されました…😆
明後日、12/4(土)17時より、新宿文化センターにて行われる柿沼唯さんの個展にて「かきつばた」を演奏させて頂きます!
https://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/shusai/26817/
「かきつばた」のお披露目は、先月4日のサントリープロムナードコンサートでしたが、音のくっきりしたサントリーのリーガーオルガンと、幻想的な新宿のケルンオルガンでは全く違う印象でびっくりです。もちろん、音色選び(レジストレーション)も全然変わります。
↑みんなで交代にリハーサル。日本を代表するオルガニストばかりです。私は作曲年が新しい曲ということから、演奏会後半の最後に弾かせていただきます(責任重大…)
日本特有の繊細な美を表現した素敵な作品が並びますが、これらを一度に聴ける機会もそうそう無いと思います。オルガンファンの方はどうぞお聞き逃しのないように★
演奏のお知らせ
いつも事後報告と言われないように・・・次回の演奏会のお知らせです!
11月4日(木)に
サントリーホールオルガンプロムナードコンサートに出演します!
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20211104_M_1.html
久しぶりのサントリーでの演奏、嬉しいです♪
プログラムとコメントはまだHPには公開されていませんが、バッハ、デュリュフレ、そして柿沼唯氏の作品を演奏予定です😊
昨年より指定席制になったため、二階席をご希望の方はお早目にお申込みください。
歌声と共に
ご無沙汰しております。Facebookではコンサートの告知していたのですが、すっかりこちらのHP更新がお留守になってしまいました。。夏の演奏会のご報告です🙇♂️
☆8月27日(金)神奈川県民ホール ナイトプロムナード
メゾソプラノの三宮美穂さんと「祈りの歌」をテーマに、ヘンデル、バッハのコラール、そしてデュリュフレと武満徹を演奏しました。コロナ禍の今、私たちは毎日祈る気持ちで過ごしていますが、コラール(ドイツプロテスタント教会の賛美歌)は特にペストのパンデミックの中で生まれ、ペスト救済への祈りも含まれているそうです。
↓リハーサル動画をちょっとだけ
https://www.facebook.com/kenminhall/videos/516621512954333
三宮さんはボーカルグループ「彩美歌」のメンバーで、CD「木下牧子をうたう〜アカペラ〜」をリリースしていらっしゃいます。
三宮さんの歌は、心にすっと優しく入るお声で、気づいたら目がウルウル・・・いう感じのコンサートでした(´;ω;`)
終演後、三宮さんと共に❤️
☆9月3日(金)東京オペラシティ第199回ヴィジュアルオルガンコンサート(あと1回で200回!)
長年お世話になっているホール職員Yさんの粋なお計らいで、大学の先輩にして同郷のテノールの大槻孝志さんとの共演が実現しました!!
大槻さんは「イル・デーヴ」のメンバーにして、数々のオペラに出演のテノール歌手。ヒロインが一目ぼれしちゃうのも無理もない!という、かっこよすぎるビロードのお声です。そして、大オルガンを背負っても決して負けることの無い豊かな声量で、まさに「響演」でした。
大槻さんご出演の動画:
↑リハーサル風景。
何と、本番衣装で写真を撮り損ねました・・・赤いシャツにお召し替えまでしてくださったのに・・・(痛恨)
いずれYouTubeでダイジェスト動画が出るそうなので、公開されたらお知らせいたします☆
パイプオルガンは「風の力」でパイプを鳴らします。つまり、人間の歌と似たしくみしくみです。お二人のような歌をいかにオルガン上で表現するか…永遠の課題です。
次回の本番はしばらく充電期間を頂き、11月4日(木)サントリープロムナードコンサートです。
フォーレのレクイエム
またまたギリギリの告知ですが、明日合唱団Mimosaの演奏会@川口リリアホールで、フォーレのレクイエム〈オルガン伴奏版〉を演奏します。
昨年延期となった演奏会なので、皆さん気合が入ってます!私もコロナ禍以後初めての合唱伴奏です。
川口リリアホールのオルガンは、スイスのクーン社製。ミューザ川崎やオペラシティと同じメーカーで、とても使い勝手の良い楽器です。
オルガンはピアノと鍵盤の色が白黒逆の楽器が結構あります。オルガンは統一規格が無いので、知らないメーカーの楽器は「電源ボタンどこ〜?」となる事も(うそのようなホントの話…)
そしてピアノと違って、フタを開けたらすぐに音が出る楽器ではなく、事前に使うパイプを選んでコンピューターに記憶する作業「レジストレーション」が欠かせません。
この地味にして真剣勝負の作業を経て、昨日初めて合唱団とホールで合わせましたが、本番直前まで細かい音量と音色を調整する作業は続きます。外国だったら、教会専属のクワイヤーとオルガニストが毎回同じオルガンでたっぷりとリハーサルができるのでしょうけど、日本のコンサートホールではそうは行かないので、本番まで時間勝負です😂
でもフォーレはさすがの名曲。マエストロと団員さんの音楽に添えるよう頑張ります!