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8月8日〜16日 ぐーたらオルガン千本ノック in Toulouse

早いものでもう先月になりますが、8日から16日まで、おらが町フランスのトゥールーズでオルガン見学…を超えた「千本ノック」をやって参りました。
何故「千本ノック」かと言うと、出発前にミシェル師匠(写真左端)が我々のために調整してくれたスケジュールが、初日からレンタカーを飛ばして3都市4カ所のオルガン見学!そして一週間全く休みなし。これはバカンスではなく、まさしくオルガン強化合宿!?いや、でも暇より良いかしら〜?(壊)てな具合です。
1700年代から現代の名匠アーレントの最高傑作まで、毎日みんなで必死に弾き歩きました。
日本に持って帰ったら大騒ぎレベルの楽器が、トゥールーズにはゴロゴロと転がっています。その価値を知らないフランス人も多いとか…
(左)サン・ピエール教会。ルイ14世時代の内装と楽器が保存されています。学生時代に練習でお世話になりましたが、歴史的な埃の匂いがする聖堂です。(右)オーギュスタン美術館のアーレント。ここのポジティフ鍵盤のPrincipal8が最高に美しい。シンプルな禅のような美しさ。
オルガンの前ではみんなアドレナリンが出るので、疲労も空腹も忘れますが、古い教会にはほぼトイレが無い(!)ので、セキュリティーの都合でサン・セルナン教会(写真下)で22時半まで閉め出されたままでの試奏はさすがに違う意味での緊張感がありました…笑
私にとっては、今回はおらが町の楽器との嬉しい再会と、復習の旅でした。学生時代はまるで楽器と戦うように必死に弾いて終わってたけど、今回は楽しく楽器と対話ができたので、少しは大人になれたかな?いやいや、楽器の生きてきた年数からしたら、私なんてまだまだひよっ子ですネ。
その里帰りのきっかけをくれたのが、我らが頼もしい「ぐーたらオルガニスト」の有志たち↑
出発前には毎日のようにグループチャットで会議が行われ、レンタカー手配と運転、Airbnbのアパート手配、会計、書記、お土産の手配係、そして旅のしおり作成までみんなが分担。航空券も各自手配で、現地集合・現地解散。費用は出来る限り抑え、しかし無理なく安全な旅を目指しました。信頼できるメンバーのおかげで、私は通訳と日程連絡、レパートリー指南役に専念できました。今回の恵み多き旅に本当に感謝!です。
次のオルガンの旅はブルターニュ地方?スペイン?韓国?と旅行中から話が出てました。ぜひまた行きたいです^ ^
おらが町トゥールーズのオルガン再訪計画

先月末は沢山の方にノートルダム大聖堂のためのチャリティコンサートにお越し頂き、ありがとうございました。皆さまからお預かりした寄付金は、無事に大使館に納付されたそうです。詳しい金額が出ましたら、改めてお知らせ致します😊
追記: 純利益50万円を寄付いたしました!
https://www.uenogakuen.ac.jp/university/news/2019/post_242.html
さて、9月のサラダ音楽祭まで日本での公式演奏はお休みですが、8月は有志の皆様と共に、オルガン見学ツアー@フランス・トゥールーズをさせていただきます。私はツアコンと通訳の旗振り役をしつつ、郊外の町ガイヤックで演奏予定です。
↑ 留学中、私を支えてくれた18、19世紀建造の歴史的オルガンの一部。これらは、日本ではどんなに大金を出しても絶対に買えません(文化財として保護されてるので、外国に移設不可)
オルガン音楽は「楽器と空間ありき」で作品が生まれるため、日本で五線譜とにらめっこしながら狭い音楽室で練習しているだけでは理解できない事、足りない要素がものすごく沢山あります。
長い残響と楽器の響きを体験することで、今までモヤモヤした疑問が解決、目からウロコ!
そんな感動体験に取り憑かれた「ぐーたら(good talent)」なメンバーが集まります😆
その準備のため、今年は毎年恒例の軽井沢追分教会でオルガン合宿を7月の連休に行わせていただきました。
梅雨寒の軽井沢は4日間中3日半が雨模様でしたが、今年も緑豊かな環境と素晴らしい楽器、音楽礼拝、そして豊かな食卓に恵まれました。
現在はフランス現地との事務的な交渉・連絡に仏語で四苦八苦です。頑張ります!
連休のご報告

連休前半は、満開の桜の軽井沢にて、師匠の演奏会と講習会の仏語通訳マラソンの4日間で平成を駆け抜けました。
仏語と日本語の脳の切り替えは、帰国当初よりマシになったかも。昔は日本人にフランス語喋ってしまったり、適切な日本語が出てこなくて頭抱えてました😅
師匠の明快なレッスンは、外国人にもとても分かりやすいです。そしてレジュメ力も見習わねば。
そして令和に入り、水戸芸術館でヴァイオリンの南條由起さんと一緒に「令和初の」プロムナードコンサートスペシャルでした。
ここのリハーサルは、ホール閉館後の前日夜。23時半までせっせと音作りと音合わせです。
ホールの職員Kさんにも音色のバランスを聞いていただき、お世話になりました!
翌日の本番は、立ち見を含む250人のお客様で大入り大盛況!連休もいうこともあり、家族連れのお客様も多かったです。
新年をお祝いするルター派の賛美歌「暁の星のいと美しきかな」を演奏した際は、オルガンの「星(Zimbelstern)」をキラキラと回しました!
次回は6月28日(金)に演奏予定です。チラシの解禁次第お知らせしますね。
師匠の来日公演

パリ国立高等音楽院教授・ヴェルサイユ宮殿オルガニストである師ミシェル・ブヴァール、康子先生のツアーのお手伝いをさせていただきます!
お二人とも年々音に深みと凄みを増し、私はその背中に全く追いつける気配がありません(苦笑)ぜひたくさんの方に演奏を聞いていただきたいです。
4月25日(木)18時30分〜 明治学院大学 チャペルコンサート
http://www.meijigakuin.jp/concert/
4月27日(土)14時30分〜 片倉キリストの教会 デュオコンサート
https://katakura.blog.so-net.ne.jp/2019-03-10
4月28日(日)14時半〜軽井沢追分教会(宇山ブヴァール康子)
http://www.oiwake-church.com/worship.html
4月29日(月)軽井沢コルネ音楽堂 ミシェル・ブヴァールリサイタル&マスタークラス(1日目)
4月30日(火)マスタークラス(2日目)
https://karucornet.exblog.jp/30206852/